グロービートジャパン:試作開始
商品が決まったら、いよいよ試作開始。自分の感を頼りに、見よう見まねから始まります。まずは、パーツ(スープやタレなど)ごとに実験し、その後、全体の塩度や甘味や風味といった細かい部分をちょっとづつ調整していきます。
例えば、違うレシピでスープを2〜3パターン作り、次の日は、前の日よかったレシピとまた違うレシピのものを比べて、またその次は…。鶏がらやとんこつを何時間もかけて炊き込んだものの、ダメにしてしまったこともしばしば。多い時は、それを50回以上も繰り返す。何もないところから生み出す難しさを垣間見る瞬間です。
ここで気を付けなければいけないことは、通常の完成度が10だとすると、試作品は12まで高めておくこと。なぜなら、製品化した場合、どうしても全く同じ味にはならないからです。